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物資
「物資〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
物資の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「小作人への告別」より 著者:有島武郎
を北海道庁から受けた当時のこの辺のありさまだったのです。食料品はもとよりすべての
物資は東|倶知安《くっちゃん》から馬の背で運んで来ねばならぬ交通不便のところでし....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
De Rerum Natura 巻一、一〇二一―一〇二八)。 『まことは、原始諸
物資は何らの知恵ある考慮によってそれぞれ適宜の順序に排列されたものではなく、また....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
界が一つになり、思想信仰が統一され、この和やかな正しい精神生活をするための必要な
物資を、喧嘩してまで争わなければならないことがなくなります。そこで真の世界の統一....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
る。もっと高空を飛んだらよかろうに。屋根すれすれを飛び居る。 ◯復員兵が厖大なる
物資を担って町に氾らんしている。いやですねえという話。それをきいた私も、大いにい....
「三十年後の世界」より 著者:海野十三
上から見まもってくれていた世界連盟本部からの温かい貴重な贈物だったのである。救済
物資《きゅうさいぶっし》がいっぱいはいっている塔だったのである。食糧、衣料、燃料....
「雪魔」より 著者:海野十三
っかりくくりつけられた。青髪山の雪穴の底で、観測をつづけている一造へとどける生活
物資だった。 「彦くん、やっぱり君は行かない方がいいよ。お雪を連れていけばいいん....
「骸骨館」より 著者:海野十三
とであるが、恥の上塗りのようなかんばしくない事件がおこった。それはこの工場に隠匿
物資があるはずだとて、大がかりな家さがしが行われたのである。その結果、一部のもの....
「人造人間戦車の機密」より 著者:海野十三
あったが、しかもなお彼は抗日精神に燃え、この広大なる濠洲の土の下に埋没している鉱
物資源を掘り出し、重工業を旺んにし、大機械化兵団を再建してもう一度、中国大陸へ引....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
。 「ミミ族だって、地球人類をすぐ殺すつもりでやってきたわけじゃあるまい。なにか
物資をとりかえっこしたいというんだろう。そんならこっちもミミ族のほしい物をだして....
「棺桶の花嫁」より 著者:海野十三
そのうちにそんなところよりもむしろ罹災者あての配給品が集まってくるところの方に、
物資が豊かであることに気がついた。それは多くは橋の袂とか、町角とかに在った。 ....
「荒蕪地」より 著者:犬田卯
地の最も肥沃と称せられる一角に位置する約百二十戸ばかりの部落の、いわばこの地方の
物資の小集散地であった中郷にもその波頭は用捨なくやって来て、ことにこの部落の、そ....
「余齢初旅」より 著者:上村松園
のあいだから切符を買っておく。休憩室があってこれがとても広いものであった。それに
物資がとても豊富なものであって、自動車も二時間、三時間でも平気で待たしておく。芝....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
いたしますところの計画経済による以外に道はありません。現在、わが国経済界の実情は
物資不足の時期は通り過ぎて、
物資過剰のときとなって、資本家、企業家は生産制限をた....
「まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
ないと思う。 しかしながら、何といってもアメリカは日本の二十何倍の広さをもち、
物資もきわめて豊富である。もちろん失業者もあれば、資本主義の矛盾もいろいろ出ては....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
思想信仰の統一。 2 全世界を支配し得る政治力。 3 全人類を生活せしむるに足る
物資の充足。 心と物は「人」に於て渾然一体である。その正しき調和を無視して一方....