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「特報〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

特報の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
水害雑録」より 著者:伊藤左千夫
難の二席にもまだ五、六寸の余裕はあった。新聞紙は諸方面の水害と今後の警戒すべきを特報したけれど、天気になったという事が、非常にわれらを気強く思わせる。よし河の水....
共軛回転弾」より 著者:海野十三
翌日の夕刊紙だった。 新聞の上段ぶっとおしの特初号活字の白ぬきで伝える大事件の特報…… “ワシントン、一夜のうちに崩壊す――白堊館最初に犠牲となる。危機一髪、....
現代史の蝶つがい」より 著者:宮本百合子
、『主婦之友』が先ばしりの悲喜劇をあらわにして、特派記者による奇蹟的会見記という特報でデューイ夫妻会見記を仰々しく広告している。このでんで、『主婦之友』は戦争中....
芳川鎌子」より 著者:長谷川時雨
とや、米国大使が聖路加《せいろか》病院で逝去されたことなどが報じられた。それらの特報は大きな注目を受けなければならないのに、多くの人の目は多くというより、その悉....
キャラコさん」より 著者:久生十蘭
じのひとで、眉目秀麗な秋作氏と並ぶと、一種、対照の妙を示すのだった。『社交室』の特報によれば、たいへんな持参金がついているので、名古屋の上流では誰ひとり知らぬも....
国語の自在性」より 著者:西田幾多郎
とができるかも知れない。ただ、その消化|如何《いかん》にあるのである。 (『国語特報』第五号、昭和十一年一月、第十二巻)....