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「特待〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

特待の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
獄中生活」より 著者:堺利彦
は、湯に先に入れる、着物の新しいのを貸す、月一度と極った手紙を二度出させるなどの特待があるばかり。 さて、かく獄中生活の荒ましを語った上で、予をして更に少しく....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
った通り。それから中村芝翫とか坂東彦三郎とかは、あちらこちらと助けに来て、これは特待の中軸になっていた。なお中村宗十郎とか、大谷友右衛門とか中村翫雀とか、東京へ....
獄中消息」より 著者:大杉栄
どほど容易くかつ面白くはなかったようだ。 * 宛名・日付不明 昨日から特待というものになった。と言ってもわかるまい、説明をしよう。社会主義者が人類を別....
田原氏の犯罪」より 著者:豊島与志雄
を見つめた。 「それはね、」と良助は云った、「旦那様が僕に下すったんだよ。学校で特待生になったからその褒美に下すったんだ。そして、お前がいる時は金は家で出してや....
一利己主義者と友人との対話」より 著者:石川啄木
)それはまあどうでも可いが、とにかくおれは今後無責任を君の特権として認めて置く。特待生だよ。 A 許してくれ。おれは何よりもその特待生が嫌いなんだ。何日だっけ北....
一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
謝恩の微意を表したくなった。そして思いついたのが開業満五周年記念として、一割引の特待券を進呈することであった。割引券も上品に美術的にと意匠して、正倉院の御物中に....
」より 著者:森鴎外
を保った書生生活をしている男は少かろうと思っていた。学期毎に試験の点数を争って、特待生を狙う勉強家ではない。遣るだけの事をちゃんと遣って、級の中位より下には下ら....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
民と同等なるものなり。ゆえに、この種の関係を斉民教という。公認教は特認教もしくは特待教の義にして、政府がその国の歴史上に縁故あり、その人民中に勢力ある宗教は、こ....