特点[語句情報] » 特点

「特点〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

特点の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
武蔵野」より 著者:国木田独歩
ような物語が二つ三つそこらの軒先に隠れていそうに思われるからであろう。さらにその特点《とくてん》をいえば、大都会の生活の名残《なごり》と田舎の生活の余波《よは》....
彼岸過迄」より 著者:夏目漱石
で、彼はこの男を躊躇《ちゅうちょ》なく四十|恰好《がっこう》と認めた。これだけの特点を前後なくほとんど同時に胸に入れ得た時、彼は自分が先刻《さっき》から馬鹿を尽....
教育と文芸」より 著者:夏目漱石
、今はそういう痩我慢《やせがまん》はなくなったのである。現今の教育の結果は自分の特点をも露骨に正直に人の前に現わす事を非常なる恥辱《ちじょく》とはしないのであり....
矛盾とその害毒」より 著者:宮本百合子
いに「マ元帥、全面的に承認」という記事が、あわせてのせられていた。「交戦権抛棄の特点指摘」という小見出しもついていたから、世界平和の確立のために、ともかくその点....
わがまま」より 著者:伊藤野枝
は、悪がしこい叔父の智慧と敏捷な挙動は最大の利器であった。登志子は叔父のそれらの特点をよく知りそしてそれを厭いながら、知らぬ間に彼女自身もいつかその叔父の周到に....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
しめたあの性格であった。彼のあらゆる戦争の方略は砲弾のために立てられていた。ある特点に砲兵を集中させることに、彼の勝利の秘鑰《ひやく》はあった。彼は敵将の戦略を....
私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
あります。 ゆえにただ一つところで何でも買えるという便利以外に他の店と競争する特点は百貨店として持っていない訳で、百貨店ひとり栄えることも出来ず、個人商店も圧....