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特異体質
「特異体質〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
特異体質の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
ば減衰もせず、常に不変な形を保っているものと云えば……」
「と云うと」
「それが
特異体質なんです」と法水は昂然と云い放った。「恐らくその中には、心筋質肥大のよう....
「播州平野」より 著者:宮本百合子
計画的に何年間にも亙って入れていたスパイの摘発に関していた。偶然、スパイの一人が
特異体質の男で、変死した。事件の性質から、この裁判は全く復讐的なものであった。公....
「信義について」より 著者:宮本百合子
表している。 当時の中央委員たちによって、スパイとして調べられていた小畑達夫が
特異体質のため突然死去したことは、警視庁に全く好都合のデマゴギーの種となった。共....
「私の探偵小説」より 著者:坂口安吾
る人であり、特に平野名人の如く、系列だの分類というものが生れついて身についている
特異体質の悪童は、可能性などという余計な邪魔物に全然患わされるところがないから、....