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特異点
「特異点〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
特異点の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「技術の哲学」より 著者:戸坂潤
的環境も亦実験のための研究室であることが出来る。エベレストや三原山という地理上の
特異点と、今の場合どこに根本的な区別があるだろうか。 尤も私は二つの場合の実験....
「現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
模写・認識・は、かくて諸段階を通して実践的に構成される。ただカント流の構成主義の
特異点は、之が模写の実践的構成であることを見る代りに、理性乃至悟性の観念的自発性....
「さまよえるユダヤ人の手記より」より 著者:寺田寅彦
その目的の行為を果たすに相違ない。これは何故であろうか。橋の袂は交通線上の一つの
特異点であって、歩行者の心のテンポにある加速度を与えるために自然に予定の行為への....
「物理的空間の成立まで」より 著者:戸坂潤
は自己と外界との関係に於て成り立ち深さを持つ。この空間に於ては自己という中心点が
特異点となるのであるが此の特異性が反覆される時第三の homogener Rau....
「「陰獣」その他」より 著者:平林初之輔
比べて「陰獣」は混濁している。こういえば早合点する読者は、そこが江戸川乱歩の作の
特異点だと言うかもしれない。しかし私が混濁していると言うのは、この作の内容や、作....
「回顧と展望」より 著者:高木貞治
方程式の講義を聞いたが,それはクレルレ誌66号の自分の書いた論文の講義だけども,
特異点まで届くはずの解の収斂円が,黒板の上では其処まで行かないで,立往生というよ....
「〔付〕唯物論研究に就て(戸坂潤手記)」より 著者:戸坂潤
の研究及び啓蒙活動がかかる団体の研究活動とその本質に於て如何なる関連(相似点及び
特異点)ありやという如き質問が提出せられた。準備会時代からの謂わば「創立委員」は....