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「特立〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

特立の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
高山の雪」より 著者:小島烏水
って研究される価値あるばかりでなく、造山力を有する動作から言っても、雪それ自身の特立した状態から言っても、また生物を保護する恩恵から言っても、興味があるから、以....
日本山岳景の特色」より 著者:小島烏水
統御の別席をしつらえるために、ことさらにアルプス大山系を回避して、太平洋岸に独歩特立して、一段と超越した高御座《たかみくら》を築き上げたかのように見える、日本ア....
近時政論考」より 著者:陸羯南
語簡なりといえどもその旨や遠しと言うべし、いわゆる国民的政治とは外に対して国民的特立および内に向かって国民的統一を意味するものなり。この一点においても世人は「国....
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
々の中にあるのだ。余は窓に凭って久しく其方を眺めた。中に尤も東北の方に寄って一峯特立頗異彩ある山が見える。地理を案ずるに、キトウス山ではあるまいか。斗満川の水源....
文明教育論」より 著者:福沢諭吉
えに、教師たる者も、たとえ心中ひそかにこの趣を視て無益なることを悟るといえども、特立特行《とくりつとっこう》、世の毀誉をかえりみざることは容易にでき難きことにて....