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特選
「特選〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
特選の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
に、こっちが入って行けば自信を裏切られて吃驚する。そこへ、着弾百パーセントという
特選爆弾を一発、軽巡奴に御馳走して、マスト飛び、大砲折れサ、ヤンキーが血を見て、....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
勉強次第でコツコツとやっている。別に現今のよう、その製作が展覧会などで公開され、
特選とか推薦とかいって品評されるわけでもなく、特にまた師匠が明らさまに優劣を保障....
「死までを語る」より 著者:直木三十五
に、うやむやになって、危く、五年まで行ったが、この衣鉢《いはつ》を、黒田新(帝展
特選になった洋画家)がついで、時々学校をやっつけていた。 この中学通学中、命を....
「二つの庭」より 著者:宮本百合子
いながら、ロンドンの美術学校を卒業し、やがて日本の文展に純英国流の婦人像を送って
特選となり、つづいてイギリスでローヤル・アカデミーの会員になった。そして、一流の....
「梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
氏の紹介で糸島出身の彫塑家津上昌平氏がこの評議に参加した。 津上氏は帝展に数回
特選され、数多の名士の銅像を作った人であるが、席上梅津只圓翁の人格を聞き、次いで....
「毒瓦斯発明官」より 著者:海野十三
印度人巡警! 脊の高い瘠せた方が醤買石で、脊が低く、ずんぐり肥っている方が、醤が
特選して連れてきた前途有望な瓦斯師長燻精であった。二人は、まるで舷門から上って来....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
いて、 『じっさい巴里にあ大変なところがあるそうですからなあ――それに、今夜のは
特選ぞろいだと言いますから、まあ、私たちは幸福人ですよ。ははははは、これでどうや....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
く行ったらしく、今日は美術学校の木彫部の助教授となっています。帝展に数度出品して
特選になり立派な技術家です。それから、今一人、私の弟子には違いないが、家筋からい....
「随筆 寄席囃子」より 著者:正岡容
よいよ自棄に身を持ち崩していたその時の私は、もう噺家の真似事をしていて、新守座の
特選会へ出ていたのだったが、その時|卜《ぼく》していた世帯が少しもおもしろいこと....
「古陶磁の価値」より 著者:北大路魯山人
紹介します場合に、なんといいますかというと、これは院展に出品しているとか、帝展の
特選になっているとか、審査員であるとか、芸術家であるとかいって紹介している。紹介....