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犀
「犀〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
犀の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「戯作三昧」より 著者:芥川竜之介
よう》は、もう花が疎《まばら》になったが、向うの、袖垣《そでがき》の外に植えた木
犀《もくせい》は、まだその甘い匂いが衰えない。そこへ例の鳶《とび》の声がはるかな....
「星座」より 著者:有島武郎
取っ組合をしている。
「さてこれからまた取っ組むかな。
「大事にしろよ。
西山
犀川
十月二十五日夜
* * *
「ガンベさん、あなた今....
「自叙伝」より 著者:大杉栄
町桂月とか塩井雨江とかいうような当時の国文科出身の新進文学士や、久保天随とか国府
犀東とかいう漢文科出身の新進文学士が、しきりに古文もどきや漢文もどきの文章を発表....
「鶴は病みき」より 著者:岡本かの子
に晦い坂本はその雑誌記者で新進作家川田氏に材料を貰い、それを坂本一流の瓢逸また鋭
犀に戯画化して一年近くも連載した。これは文壇の現象としてはかなり唐突だったので、....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
「八重葎しげれる宿」と云いそうな姿である。 そのほかにも桐や松や、柿や、椿、木
犀、山茶花、八つ手、躑躅、山吹のたぐいも雑然と栽えてあるので草木繁茂、枝や葉をか....
「日本脱出記」より 著者:大杉栄
す。椰子やゴムの深い林の中から、不意に、鉄砲だまが自動車の中に飛んで来る。虎だの
犀だのの被害のほかに、こんな被害も珍らしくはない。 が、そうした個人的復讐ばか....
「天守物語」より 著者:泉鏡花
る、岩代国麻耶郡猪苗代の城、千畳敷の主、亀姫の供頭、朱の盤坊、大山伏の扮装、頭に
犀のごとき角一つあり、眼円かに面の色朱よりも赤く、手と脚、瓜に似て青し。白布にて....
「獏鸚」より 著者:海野十三
てみたよ」と彼は不服そうに云った。「獏は哺乳類のうちの奇蹄目で獏科の動物だ。形は
犀に似て、全身短毛をもって掩われ、尾は短く、鼻及び上唇は合して短き象鼻の如くサ。....
「照葉狂言」より 著者:泉鏡花
境内なる御影石の鳥居のなかなり。いと広くて地をば綺麗に掃いたり。榊五六本、秋は木
犀の薫みてり。百日紅あり、花桐あり、また常磐木あり。梅、桜、花咲くはここならで、....
「出来上った人」より 著者:芥川竜之介
室生
犀星はちゃんと出来上った人である。僕は実は近頃まであの位室生
犀星なりに出来上って....
「一週一夜物語」より 著者:小栗虫太郎
薬の匂いもありません。朝の風が、黍畑をひたす出水のうえを渡り、湿原で鳴く、印度|
犀の声を手近のように送ってきます。ヘミングウェー嬢は、この朝|高台公園の遊歩場へ....
「オフェリヤ殺し」より 著者:小栗虫太郎
舞台に撒き散らしたのだ。最初は花葛――夜も昼も我が心は汝が側にあり――さ。次は木
犀草、これは、吾が悩みを柔げんは、御身の出現以外にはなし。それから、尋麻草――貴....
「薬前薬後」より 著者:岡本綺堂
「八重葎しげれる宿」といいそうな姿である。 そのほかにも桐や松や、柿や、椿、木
犀、山茶花、八つ手、躑躅、山吹のたぐいも雑然と栽えてあるので草木繁茂、枝や葉をか....
「県歌 信濃の国」より 著者:浅井洌
浅間は殊に活火山 いずれも国の鎮めなり 流れ淀まずゆく水は 北に
犀川|千曲川 南に木曽川天竜川 これまた国の固めなり 三 木曽の谷には真....
「本所両国」より 著者:芥川竜之介
タンぶきのバラックの外に「伊達様」らしい屋敷は見えなかった。「伊達様」の庭には木
犀が一本秋ごとに花を盛っていたものである。僕はその薄甘いにおいを子供心にも愛して....