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犬山道節
「犬山道節〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
犬山道節の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「三浦老人昔話」より 著者:岡本綺堂
景気はよくない。併しこゝで案外であったのは、あれほど嫌いな河原崎権十郎が八犬伝の
犬山道節をつとめて、藤崎さんをひどく感心させたことでした。しばらく見ないうちに、....
「香熊」より 著者:佐藤垢石
て炊いたのだが、海狸の肉に似ていると思った。 穴熊というのは、南総里見八犬伝の
犬山道節が野州足尾の庚申山で化け猫を退治するとき、猫といっしょにとっちめた山の神....
「馬琴の小説とその当時の実社会」より 著者:幸田露伴
だののような人は、どうも見当りません。まして火の中へ隠れてしまう魔法を知って居る
犬山道節だの、他人の愛情や勇力を受けついでくれる寧王女のようなそんな人は、どう致....
「八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
落ちて春山土|亦香ばし 非命|須らく薄命に非ざるを知るべし 夜台長く有情郎に伴ふ
犬山道節 火遁の術は奇にして蹤尋ね※まんとす 寒光地に迸つて刀花乱る 殺気人を吹....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
に十一月興行の蓋をあけた。一番目は「里見八犬伝」の蟇六屋敷から円塚山で、団十郎の
犬山道節、家橘の犬川荘介、八百蔵の網干左母次郎、芝翫の浜路、松助の蟇六。中幕の上....