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「犬川〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

犬川の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
浮雲」より 著者:二葉亭四迷
団子坂《だんござか》へ菊見という奴は」 「菊見、さようさネ、菊見にも依りけりサ。犬川《いぬかわ》じゃア、マア願い下げだネ」 「其処にはまた異《おつ》な寸法も有ろ....
悪獣篇」より 著者:泉鏡花
産を待つ方なんだ。」 「勿論です。今日ばかりは途中で叔母さんに何にも強請らない。犬川で帰って来て、先生の御馳走になるんですって。」 とまた顔を見る。 この時....
黒百合」より 著者:泉鏡花
十四 多磨太は言懸けて北叟笑み、 「貴様も覚えておいてちと慰みに覗いて見い。犬川でぶらぶら散歩して歩いても何の興味もないで、私があの印を付けておく内は不残趣....
八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
情は深くして豈意中の人を忘れん 玉蕭幸ひに同名字あつて 当年未了の因を補ひ得たり犬川荘助 忠胆義肝|匹儔稀なり 誰か知らん奴隷それ名流なるを 蕩郎枉げて贈る同心....
明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
をあけた。一番目は「里見八犬伝」の蟇六屋敷から円塚山で、団十郎の犬山道節、家橘の犬川荘介、八百蔵の網干左母次郎、芝翫の浜路、松助の蟇六。中幕の上は「忠臣講釈」の....