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「犬潜り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

犬潜りの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
のを悟って、いささか用意するところあるもののようにも見えます。 さて、犬殺しが犬潜りから入って来た時分に、ムク犬の眼が爛《らん》としてかがやきました。 やや....
幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
見附へ行くと、番兵がいて門は閉まって通ることが出来ない。一々、人調べをしてから、犬潜りから通しているので、私たちも改められて潜り抜けたが、何んだか陰気な不気味な....
茶漬三略」より 著者:吉川英治
見えて、 「牢頭。今日より獄人どもに四日間ほど、労役申しつけるゆえ、左様心得ろ」犬潜りの口から、わし達は外へ出された。一イ二ウ三イ四ウ……と頭数を数えられて、 ....