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犬箱
「犬箱〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
犬箱の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
た。停車場前の茶屋で、駄菓子を買うてやったが、白は食おうともしなかった。貨物車の
犬箱の中に入れられて、飯がわりの駄菓子を入れてやったのを見むきもせず、ベソをかき....
「一太と母」より 著者:宮本百合子
いたから、道々一太は種々のものを見た。閑静な午後の屋敷町に大きな石の門があった。
犬箱が日向にあって、八ツ手の下に、立ったら一太より勿論大きい斑《まだら》の洋犬が....