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狂妄
「狂妄〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
狂妄の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
てしまって、視界がしだいに朦朧となってまいりました。その症状を、久我さんは微弱な
狂妄――と仰言います。病理的な情熱の破船状態だと云います。その時は、必ず極端に倫....
「瓶詰地獄」より 著者:夢野久作
以上に懺悔することを、おゆるし下さい。私たち二人はフカの餌食になる価打しか無い、
狂妄だったのですから……。 ああ。さようなら。 神様からも人間からも救われ得ぬ....
「ツワイク「三人の巨匠」」より 著者:宮本百合子
はロシアを理性をもってではなく、信仰をもって理解しなければならぬ」p.281 ○
狂妄な帝国主義は驕傲を僧衣に包んで「神の御意なり」と叫ぶのである。 ○先ずもって....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
生活は過ぎていった。砂漠《さばく》中の狂風だった。その風はどこから来たのか。その
狂妄はなんであったか。彼の四|肢《し》と頭脳とをねじ曲げるそれらの欲望は、いかな....