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狡計
「狡計〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
狡計の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「金魚撩乱」より 著者:岡本かの子
って品評会や、美魚の番附を作ったりした。 その設備の費用や、交際や、仲に立って
狡計を弄する金魚ブローカーなどもあって、金魚のため――わずか飼魚の金魚のために家....
「院展遠望」より 著者:和辻哲郎
大胆な力のみである。そこには技巧がある。看者を釣り込んで行こうとする戯曲家らしい
狡計もある。しかし芸術家らしい直観も感情もほとんど認められない。画面全体の効果か....
「狐」より 著者:岡本かの子
ね廻り、きくところによると、あやつ、芸人上りの老父と心を合せ、同じ夫狐救い出しの
狡計で、ほかに欺いた人も少なからずあるらしいということだ。 ――それを知って貴公....