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狩倉
「狩倉〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
狩倉の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「高野聖」より 著者:泉鏡花
昔から物語の本にもある、屋の棟《むね》へ白羽の征矢《そや》が立つか、さもなければ
狩倉《かりくら》の時|貴人《あでびと》のお目に留《とま》って御殿《ごてん》に召出....
「神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
常に深かったものと見えて、東鑑にこう書いてある。 「将軍家(源頼家)駿河国富士の
狩倉に渡御す。彼の山麓にまた大谷あり、之を人穴と名づく、其所を究見せしめむ為に、....
「潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
たが。 あなた、それでも、これが悪夢ではないとおっしゃるの。これでも、きょうの
狩倉へいらっしゃいますの」 しかし、妻の手を振り払って、ジーグフリードは猪狩に....
「母の手毬歌」より 著者:柳田国男
ずっと小さいが、人が家々から出て大きな働きをするという点で、よく似ているものには
狩倉があった。これにも働く人々の意気込みを統一し、仕事にたいする熱意をたかめるた....
「春の大方山」より 著者:木暮理太郎
る。『吾妻鏡』に拠ると、建仁三年六月三日即ち太陽暦の七月十九日に将軍頼家は富士の
狩倉に来て、仁田四郎忠常に命じ、人穴の奥を見究めさせた。同じ月の一日に伊豆の
狩倉....