狩装束[語句情報] » 狩装束

「狩装束〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

狩装束の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
妖怪記」より 著者:田中貢太郎
女は美しかった。村の壮い男の眼にその姿があった。それは秋の黄昏のことであった。狩装束をした服装の立派な武士が七八人の従者を伴れて来た。従者の手には弓や鉄砲があ....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
をほどき髪を洗っておく、父は旅中の常服としては野服といって、今も芝居で見られる鷹狩装束のようななりをしていたが、関所を通る時には野袴を穿き紋附羽織を着、家来も新....
大鵬のゆくえ」より 著者:国枝史郎
って来る。同勢すべて五十人余り、いずれも華美の服装である。中でひときわ目立つのは狩装束に身を固めた肥満長身の老人で、恐ろしいほどの威厳がある。定紋散らしの陣帽で....
鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
者、竹屋三位卿が、なんでも同行するというので、はるばる、徳島の城下から、山支度と狩装束できたのはいいが、日置流自慢の竹屋卿の弓も、二、三日の小鳥追いに、あまり大....
三国志」より 著者:吉川英治
やく声が流れる。 この日。 曹操は、「爪黄飛電」と名づける名馬にまたがって、狩装束も華やかに、ひたと天子のお側に寄り添っていた。 その曹操が前後には、彼の....