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「独り笑み〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

独り笑みの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
書記官」より 著者:川上眉山
巻を燻らせながら、しばらくして、資産家もまた妙ならずや。あわれこの時を失わじ。と独り笑み傾けてまた煙を吐き出しぬ。 峰の雲は相追うて飛べり。松も遠山も見えずな....
鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
き刺さったにもかかわらず、山牢の前へ這い戻って、ニヤリと、十一年目といってもいい独り笑みを洩らしたのである。 「初めて知った……。ウーム、この山には、自分の他に....