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「独善主義〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

独善主義の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
縮図」より 著者:徳田秋声
に囚われがちな気分もあると同時に、儒教が孤独的な道徳教の多いところから、保身的な独善主義に陥りやすく、そういうところから醸された雰囲気は、均平にはやりきれないも....
青年」より 著者:森鴎外
そうすると、自分の思想が凡て利己的なようなのですね。しかもけちな利己主義で、殆ど独善主義とでも言って好いように思われたのです。僕はこんな事では行けないと思ったの....
現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
たが、そうした社会生活から個人生活を引き離して了うことこそ、今云ったソフィスト式独善主義だったからである。個人の自由は、社会に於ける個人の自由の正反対物であり、....
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
、言論文化に就いての社会常識なのである。この官僚的常識は官僚の秘密主義とか官僚の独善主義とか、呼ばれて、今まで問題にされて来たし、又現在大いに問題にされているが....
神田を散歩して」より 著者:寺田寅彦
しかしこれはあまりに消極的な考えかもしれない。自分はここでそういう古い消極的な独善主義を宣伝しようというのではない。また自然の野山に黙って咲く草木の花のように....
異邦人の意欲」より 著者:豊島与志雄
第に自分の殻のなかに潜みこみ、なおその殻を小さく縮めようとする。個人主義であり、独善主義である。そしてこの独善主義が、文学に最も忠実な態度だと見誤られる時、文学....
社大党はファッショ化したか?」より 著者:戸坂潤
協力)は、精神動員運動、新生活運動、産業協力運動、不当利潤制限、軍事扶助の徹底、独善主義打破、人材登庸徹底、建設的言論の尊重、を含んでいる。 之はプログラムで....