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独立
「独立〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
独立の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「魔術」より 著者:芥川竜之介
ば、もう皆さんの中にも、御存じの方が少くないかも知れません。ミスラ君は永年印度の
独立を計っているカルカッタ生れの愛国者で、同時にまたハッサン・カンという名高い婆....
「桃太郎」より 著者:芥川竜之介
磯《いそ》には、美しい熱帯の月明《つきあか》りを浴びた鬼の若者が五六人、鬼が島の
独立を計画するため、椰子《やし》の実に爆弾を仕こんでいた。優《やさ》しい鬼の娘た....
「或る女」より 著者:有島武郎
人《おっと》を軽く見てややともすると笠《かさ》にかかりながら、それでいて良人から
独立する事の到底できない、いわば心《しん》の弱い強がり家《や》ではないかしらんと....
「或る女」より 著者:有島武郎
てくれたら、どう工面《くめん》しても必ず送付するから、一日も早く倉地氏の保護から
独立して世評の誤謬《ごびゅう》を実行的に訂正し、あわせて自分に対する葉子の真情を....
「カインの末裔」より 著者:有島武郎
た後には彼れは農場一の大小作《おおこさく》だった。五年の後には小さいながら一箇の
独立した農民だった。十年目にはかなり広い農場を譲り受けていた。その時彼れは三十七....
「星座」より 著者:有島武郎
熱い浸液《しんえき》をすすりこんで中座した。
純次の部屋にあててある入口の側の
独立した三畳の小屋にはいってほっとした。母がつづいてはいってきた。丸々と肥えた背....
「惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
tellectual life)とする。 この種の生活に於て、私の個性は始めて
独立の存在を明かにし、外界との対立を成就する。それは反射の生活である。外界が個性....
「クララの出家」より 著者:有島武郎
眼を向け出したか、クララ自身も分らなかったが、当時ペルジヤの町に対して勝利を得て
独立と繁盛との誇りに賑やか立ったアッシジの辻を、豪奢の市民に立ち交りながら、「平....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
ろうと考えた。 リイム(I. Riem)は種々な民族の大洪水に関する伝説で各々
独立に創作されたらしく思われるものを六八ほど収集した。この中でわずかに四つだけが....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
くいうと、男女両柱の神々がそれぞれ御分霊を出し、その二つが結合して、ここに一つの
独立した身魂が造られたのでございます。その際何うして男性女性の区別が生ずるかと申....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
(またルムフォードとも呼ぶ)から教師に呼ばれたのが十九歳。 しかし、アメリカは
独立したので、翌年英国に帰った。うまい事もないので、オーストリアとトルコとの戦争....
「スリーピー・ホローの伝説」より 著者:アーヴィングワシントン
ある。ある人たちのいうのには、これはヘッセからアメリカに渡った騎兵の幽霊であり、
独立戦争のとき、どこかの小ぜりあいで、大砲の弾丸に頭をうちとばされたもので、とき....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
田内閣不信任案に対し賛成の意を表明せんとするものであります。 吉田内閣は、日本
独立後初めて行われた総選挙のあとをうけて昨年十月召集され、現に開かれておる第十五....
「まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
あるが、早稲田を志望したのは早稲田は大隈重信侯が、時の官僚の軍閥に反抗して学問の
独立、研究の自由を目標として創立した自由の学園であるという所に青年的魅惑を感じて....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
との結論に達したのであった。その結果、昭和四年七月、板垣大佐を総裁官とし、関東軍
独立守備隊、駐箚師団の参謀らを以て、哈爾賓、斉々|哈爾、海拉爾、満州里方面に参謀....