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独裁政治
「独裁政治〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
独裁政治の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「広津氏に答う」より 著者:有島武郎
おいて、歴史的事実としては、かくのごとき経路が今行なわれつつあるようだ。無産者の
独裁政治とは、おそらくかかるものを意味するのであろう。まことに一つの生活様式が他....
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
、教養のある使い方とない使い方では、雪と炭との差を生むだろう。「ファッショ」・「
独裁政治」・其の他其の他の政治的通用語も亦そうだ。後の方の場合には、社会科学的な....
「読書法」より 著者:戸坂潤
シズム論』(叢文閣版・吉田訳)である。他に参考に値いするものとして、今中次麿著『
独裁政治学叢書』全四冊をも数えることが公平だと思う。唯物論全書の『ファシズム論』....
「焦点を合せる」より 著者:夢野久作
ですそうです。これでも金儲けのために働いているコスモポリタンですからね。世界中が
独裁政治と共産政治の二つに別れる……ドチラも金が儲からないとあれあコスモポリタン....
「涼味数題」より 著者:寺田寅彦
も涼しくはないであろう。また、がむしゃらに打ちふるのでは号外屋の鈴か、ヒトラーの
独裁政治のようなものになる。自由はわがままや自我の押し売りとはちがう。自然と人間....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
『日本経済図表』 ※『日本憲政史』 ?『近世外交史』 『政治思想史』 『現代
独裁政治論』 ※『法窓漫筆』 『法窓雑話』 ※『法窓夜話』(不許) 『裁判異....
「安吾巷談」より 著者:坂口安吾
かなる独裁政党が勝利を占め、議会政治を否定し、特権階級を亡し、民族独立して強力な
独裁政治をほどこしても、どうにもならないものだ。問題は一億ちかい人口が狭小な耕作....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
ら、だんだんと花が咲いて、徹太郎は、ナチス独逸やソ連の例などをひき、「軍国主義と
独裁政治と秘密探偵とは切っても切れないものだが、日本も今にそんな国になるかも知れ....
「政治に関する随想」より 著者:伊丹万作
とがないし、今でも感じていない。 「選挙は国民の義務である」ということは、従来の
独裁政治、脅迫政治のもとにおいてさえ口癖のようにいわれてきたが、そのような政治の....
「政治の論理と人間の論理」より 著者:三木清
『ソヴェート旅行記』のごとき、まさにそのことを示している。 今日の世界の不幸は
独裁政治であるというよりも政治の独裁である。
独裁政治はむしろ政治の独裁の一つの形....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
らわれてきておったことは、すでに諸君の諒解された通りである。保元平治の乱や清盛の
独裁政治というようなものは実は表面化した一部のあらわれに過ぎないのであって、あの....