狭衣[語句情報] »
狭衣
「狭衣〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
狭衣の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「離婚について」より 著者:与謝野晶子
も光源氏のような情ある男に思われたいと、専らその心掛で身を修め、終に都に上って『
狭衣』の如き小説を書くに到りました。今の若い女子にこれ位の自負もないのは口惜しゅ....
「東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
府の眷顧《けんこ》を得たのも主として文筆の功徳であって、文亀三年に実隆新作の能「
狭衣」の曲が室町殿において演ぜられ、実隆がわざわざ見物に招かれたなども、一佳話と....
「間人考」より 著者:喜田貞吉
シタは多く女に関して用いられ、チュウゲンは多く男に関して用いられている様である。
狭衣物語に、 軒の杜若を一筋引き落して、急ぎ書きて、はしたもののをかしげなるして....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
等院が出来たいわゆる藤原時代の頂上で、文学史の方でいえば『枕草紙』『源氏物語』『
狭衣』『夜半の寝覚』『浜松中納言物語』『更級日記』などの生れた頃である。 この....