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狭長
「狭長〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
狭長の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
を発顕《あらわ》しつるは汝なり、故《かれ》汝我を送りて到りませ、と〉とて、伊勢の
狭長田《さなだ》五十鈴川上に送られ行くとあるは、猿田彦の邪視八十万神の眼の堪え能....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
処の人家の庭にも見られるのが、この種の葉は上の男ランとは違い、その葉叢生していて
狭長厚質な緑葉が四方に垂れている。ずっと以前に小石川植物園ではこの品を Yucc....
「植物知識」より 著者:牧野富太郎
うえき》にも咲く。花下《かか》に緑萼《りょくがく》があって、尖《とが》った五つの
狭長片《きょうちょうへん》に分かれ、花冠《かかん》は大きな筒《つつ》をなし、口は....
「江戸芸術論」より 著者:永井荷風
て純然たる山水画をなせり。 次に記述すべきは柱絵のこととす。柱絵と称する極めて
狭長なる板画の様式はフェノロサの研究によれば既に延享《えんきょう》二年頃鳥居清重....
「春心」より 著者:田中貢太郎
ょこなんと乗っかっていた。 「それじゃ、おまえさん、往って来るよ」 黄ろな顔の
狭長い長吉は、眼が見えないので手探りに煙草を詰めているところであった。 「どこへ....