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「狸婆〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

狸婆の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
たぬき汁」より 著者:佐藤垢石
をきくと恐さに祖母の膝へしがみついた。そして祖母の寝物語に、カチカチ山の爺さんが狸婆さんに狸汁だと騙されて婆汁を食ったというお伽噺をきき、狸は凄い妖術を持ってい....
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)」より 著者:三遊亭円朝
解らねえから、伊之助さんがに逢わなけりゃア私は帰りませんよ」 伊兵衞「オヤ、此の狸婆アぐず/″\いうと表へ突出すぞ」 しの「さア突き出せ、このけつめど野郎」 伊....
つゆのあとさき」より 著者:永井荷風
度靴をぬいで上ったばかり。戸口を掃いていた小母《おば》さんも抜目《ぬけめ》のない狸婆《たぬきばばあ》と見えて、 「君江さん。おいやでも、もう一度おばさんの薬を上....