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「猛撃〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

猛撃の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
大決戦が行なわれるだろうとは考えられませんでした。しかるに五月十日以来のドイツの猛撃は瞬時にオランダ、ベルギーを屈伏せしめ、難攻と信ぜられたマジノ延長線を突破し....
厳島合戦」より 著者:菊池寛
就は分別盛りであるし、元春、隆景は働き盛りである。晴賢はうまうまとひっかけられて猛撃を喰い、忽ちノックダウンされたのも仕方がなかったと言うべきである。陶軍から言....
川中島合戦」より 著者:菊池寛
えて義信の隊を突破し信玄めがけて殺到して来た。禅定のいたすところか、その徹底した猛撃は正に鬼神の如くである。これをみた信玄の近侍の者二十人は槍襖を作って突撃隊を....
真田幸村」より 著者:菊池寛
んで、馬蹄に蹴散らすという、いかにも、東国の兵らしい荒々しき戦法である。 この猛撃にさすがの幸村の兵も弾丸に傷き、死する者も相当あった。 然し、幸村は「爰を....
大宇宙遠征隊」より 著者:海野十三
申わけないと思い、ためらっているのですが……ひょっとすると、第四斥候隊は火星人の猛撃をうけて、どうかなったのではありますまいか」 「おお、そうか。火星人の猛撃を....
南国太平記」より 著者:直木三十五
のを、外されて、石に当って、刀尖が折れると共に、赤くなって激怒しながら、二度目の猛撃をと、さっと振上げた瞬間――小太郎は、鹿の如く、浪人の中へ飛び込んでいた。八....
熊狩名人」より 著者:佐藤垢石
の壮者である。この野外撮影は、北海道から持ち来った羆と朝鮮牛とを格闘させて両者の猛撃振りを実演させるのであるから、万一羆が柵外へ跳り出して人に飛び掛からぬとも限....
三国志」より 著者:吉川英治
へお渡し奉るこそ大事中の大事) そう気づいたので趙雲は、急に馬を返して、張※の猛撃を避けながら馳け出した。 と、見て、張※は、 「口ほどもない奴、それでも音....
三国志」より 著者:吉川英治
、呂蒙などという呉将の名だたる手勢手勢が、喊を作り、銅鑼をたたき、一度に取籠めて猛撃して来たため、空陣の袋に入っていた曹仁以下の兵は、度を失い、さわぎ立って、蜂....