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猛攻撃
「猛攻撃〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
猛攻撃の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
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「軍用鮫」より 著者:海野十三
、一汗入れているうちに、五十人のキャメラマンによって海底から撮影されたただいまの
猛攻撃のフィルムは、ただちに上にはこばれ、まず第一に現像工場内にベルトでおくられ....
「太平洋魔城」より 著者:海野十三
だが、むりもない。快速艇は、空中にうかんだ風船のように上下左右へおどる。恐竜の
猛攻撃による艦船爆破のひびきが、水中をかきみだし、このさわぎをひきおこしたのだっ....
「三国志」より 著者:吉川英治
外三十里まで迫ったが、さすがに北国随一の要害であった。犠牲をかえりみず、惨憺たる
猛攻撃をつづけたが、この堅城鉄壁はゆるぎもしないのである。 「これは胡桃の殻を手....
「三国志」より 著者:吉川英治
していたので、漢中軍をひきいた馬超は、 「玄徳の新手が着かないうちに」と、連日、
猛攻撃をつづけていたのだった。 しかし、すでにその先手も中軍も、関内へ到着して....
「三国志」より 著者:吉川英治
声雷呼のうちに、はやくも、血を呼び、屍を求めまわる。 蜀軍は祁山に拠って以来の
猛攻撃につつまれた。到る所、屍に屍を積むの激戦が行われた。魏は当然大量な犠牲も覚....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
きつたわっていた。 「すわ。後ろが寒いぞ」 「冬など待てぬ」 ここでふたたび、
猛攻撃は起されたが、笠置はいぜん、鉄壁だった。――山下の木戸や、せいぜいが仁王堂....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
せん」 「そうか」 「敵のうちで新手の参加やら陣がえがおこなわれ、これまでにない
猛攻撃を起そうとしているのではありますまいか」 「ならば、正季、吉兆だよ。よろこ....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
逆軍の義貞も今やあせって、気短に、雌雄をわれと決せんとするものか」 と、当面の
猛攻撃が、相手の“まぎれの攻め”とは気づいていなかったふうである。 もし気づい....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
始末だった。 鎌倉は危殆にひんした。あたかもこれ、かつて北条高時が、新田義貞の
猛攻撃の中におかれたあの日を逆にしたようなものである。 ついに、足利|直義は、....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
氏がそれの攻略には大事をとらせていたことが、かえって、今日の遅れであった。義貞の
猛攻撃がツケ入る好機となっている。 義貞は懲りていた。 さきの箱根、足柄の苦....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
高ノ師直の軍旗が、この戦場にあらわれたなども、その一証といっていい。 奈良は、
猛攻撃をうけた。 奈良坂、東大寺附近、法華寺|界隈、手掻小路と、合戦は連日、熾....