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猛襲
「猛襲〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
猛襲の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「真田幸村」より 著者:菊池寛
れが、世に真田道明寺の軍と言われたものである。 新鋭の兵器を持って、東国独特の
猛襲を試みた伊達勢も、さすがに、真田が軍略には、歯が立たなかったわけである。 ....
「運命」より 著者:幸田露伴
れ、徐忠亦|創を被る。高煦急を見、精騎数千を帥い、前んで王と合せんとす。瞿能また
猛襲し、大呼して曰く、燕を滅せんと。たま/\旋風突発して、南軍の大将の大旗を折る....
「若き日の成吉思汗」より 著者:林不忘
)の商人が従者を伴れて、這うように出て来る。両人とも連日の空腹によろめき、今日の
猛襲に恐怖昏迷している。 商人 おう、おう。ここは大丈夫らしいぞ。ここまでは....
「怪塔王」より 著者:海野十三
。 このとき怪塔の外では、塩田大尉指揮の編隊機がいく度となく翼をひるがえして、
猛襲してまいります。そして機銃は怪塔の窓をめがけて、どどどど、たんたんたんとはげ....
「青鬼の褌を洗う女」より 著者:坂口安吾
説いたり這いこんだりする。特別、避難所の国民学校では屈することなくしっきりなしの
猛襲にうんざりして、こんな人たちとこんな風に都を落ちて見知らぬ土地へ流れるなんて....
「水晶の栓」より 著者:新青年編輯局
ら出るや否や、巧みな、かつ猛烈な拳骨をもってルパンの面部を殴り付けた。 不意の
猛襲にグラグラと目が眩んで倒れながらもその男を見た。それはグロニヤールとルバリユ....
「チェーホフ試論」より 著者:神西清
ことを意味する。世の中にこれほど非人間的な条件があるものではない。もちろん科学の
猛襲の前に理想の王座がぐらつきだして以来、リアリズムの名のもとに分類される作家は....
「三国志」より 著者:吉川英治
「待てッ。曹操っ」 「天子を盗んで何処へ行く……」 と、呼ばわり、呼ばわり、
猛襲して来た。 楊奉、韓暹の兵だった。中にも楊奉の臣、徐晃は、 「木ッぱ武者に....
「三国志」より 著者:吉川英治
討ち減らされていった。そのうえ、乱れ立ったうしろから、一彪の軍馬が、袁術の中軍を
猛襲し、兵糧財宝、婦女子など、車ぐるみ奪掠していった。 白昼の公盗は、まだ戦っ....
「三国志」より 著者:吉川英治
。 突如、城の全兵力は、四方を開いて攻勢に出てきた。雪にうずもれた曹軍の陣所を
猛襲したのである。そして民家を焼き、柵門を焼き立て、あらゆる手段で、曹軍を掻きみ....
「三国志」より 著者:吉川英治
て行った。 すると途中、待ち伏せしていた蜀軍の南蛮部隊が、いちどに起ってこれを
猛襲した。彼の軍はその大半以上が船中にあるので従えていた部下はごく少数だった。そ....