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猥画
「猥画〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
猥画の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「人間失格」より 著者:太宰治
表情は極度にいやしくなり、朝から焼酎を飲み、歯がぼろぼろに欠けて、漫画もほとんど
猥画《わいが》に近いものを画くようになりました。いいえ、はっきり言います。自分は....
「ヤミ論語」より 著者:坂口安吾
ギゴチない。そこが人間のユエンかも知れん。 この写真を見た同じ日、友人が北斎の
猥画をもって見せにきた。一しょに歌麿を五冊見せてくれたが、歌麿があたりまえの
猥画....
「二十一」より 著者:坂口安吾
、気をとりなおして、マア上りな、たのしみのある商売さ、いい金になるぜ、と言った。
猥画を書けというのだが、絵の道具がないからと断ると、それは困ったな、弘法は筆を選....
「醤油仏」より 著者:吉川英治
らないし、富興行は密かに流行るし、万年青狂いはふえるし、強請や詐欺は横行するし、
猥画淫本は相変らず秘密に版行されて盛んに売れるという世の中。 そんな江戸の時世....