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猩猩
「猩猩〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
猩猩の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「天主閣の音」より 著者:国枝史郎
枚、十五枚を与えて、是を見物するに至れり。嘗て近江より買ひ入れたる白牛に、鞍鐙、
猩猩緋の装束をなし、御頭巾、唐人笠、御茶道衆に先をかつがせて、諸寺社へ参詣したり....
「鼻の表現」より 著者:夢野久作
そのほかいろいろ。下って「ニグロ型」「食人種型」「擬人猿類型」、就中「狒狒型」「
猩猩型」なぞいうものがありますが、もうこの辺になると、呑だくれの異名か好色漢の綽....
「「草野心平詩集」解説」より 著者:豊島与志雄
なると、突如、絢爛たる大舞台の幕が切って落され、咲き乱れてる牡丹の花を背景に、大
猩猩が存分に舞い狂う。次の大舞台では、牡丹の花と天女の音楽のなかで人間と鬼との、....
「白痴の知恵」より 著者:小酒井不木
敏いのであります。そのうえ彼は筋力にもすこぶる恵まれておりまして、一口にいえば、
猩猩のように強かったのであります。彼は人間の話す言葉を解することができぬと同時に....