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猩紅熱
「猩紅熱〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
猩紅熱の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
十年の戦争になりまして、良人――近衛の大佐でした――もまいります。そのあとに悴が
猩紅熱で、まあ日夜つきッきりでした。四月十八日の夜でした、悴が少しいい方でやすん....
「風知草」より 著者:宮本百合子
?」 十二年の間、重吉は彼を積極的に生かそうとする意志が一つもない環境の中で、
猩紅熱《しょうこうねつ》から腸結核、チフスと患って、死と抵抗して来た。今度は、ど....
「伸子」より 著者:宮本百合子
、仏蘭西《フランス》へ行くことにしてすっかり準備した時させられたのです。チフスや
猩紅熱《しょうこうねつ》の。――だからうつりますまい」 彼は、重々しく云いなが....
「ジイドとそのソヴェト旅行記」より 著者:宮本百合子
としていたセバストーポリの宿で、ジイドは、彼の親愛な若い友人ウージェヌ・ダビを、
猩紅熱で失った。時間としては短い二ヵ月余のソヴェト初旅行は、それ故終始、敏感なジ....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
、どうにかそれに克って来ていらっしゃるのは、考えればまことに大したことです。先ず
猩紅熱からして、ね。もうこれがしまいで、段々恢復の条件がととのったら順調によくな....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
頭や心臓をたえず悩んだ。ちょっとした風邪《かぜ》も気管支炎に変ずる恐れがあった。
猩紅熱《しょうこうねつ》にかかって死にかかったこともあった。たとい病気でなくても....