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「猪狩〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

猪狩の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
き活動を現わす。この長賦の梗概《こうがい》は大正三年二月十日の『日本及日本人』、猪狩史山氏の「ラーマ王物語」を見て知るべし、余も同年八月の『考古学雑誌』に「古き....
十二支考」より 著者:南方熊楠
行状集記』六九―七一)。しかるに、当時後鳥羽上皇講武のためしばしば神泉苑に幸し、猪狩りを行うとて野猪を野飼いにされたので、年々池辺の蛇を食いその棲処《すみか》を....
里芋の芽と不動の目」より 著者:森鴎外
。ところが二三日するとまた遣って来やがった。倅の方は利かねえ気の奴だったから、野猪狩に持って行く鉄砲を打ち掛けた。そうすると奴共慌てて逃げてしまやぁがった。」 ....
小説の選を終えて」より 著者:宮本百合子
次々に実際生活での経験をじっくり作品にして行ったらいいと思う。 「開墾仲間寅公」猪狩満直 私は北海道へ行ったことがあるので、作者が荒々しい開墾地をかこむ自然の....
霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
そんな事は只今と大した相違もないでしょうが、ただ当時の男子にとりて何よりの娯楽は猪狩り兎狩り等の遊びでございました。何れも手に手に弓矢を携え、馬に跨って、大へん....
小公女」より 著者:菊池寛
がしました。何かと思って、セエラが戸を開けてみますと、大きな犬――見事なロシアの猪狩犬が立っていました。しかも、金銀で造った首輪には、次のような字が、浮き上って....
潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
では」 そうして、殺害のモティフが物凄く轟きはじめたころ、勇士の運命を決する、猪狩がはじまった。 しかしクリームヒルトは、その朝、前夜の夢を夫に物語ったので....
光は影を」より 著者:岸田国士
東海道線の急行へ乗り込んだ。岐阜で大きな養蜂園を経営している、その道で名の知れた猪狩芳介という人物を訪ねるためである。 小萩のところへ、突然、ビン詰めの蜂蜜が....
旧藩情」より 著者:福沢諭吉
えて、下士にはこれを許さず。上士は騎馬《きば》し、下士は徒歩《とほ》し、上士には猪狩《ししがり》川狩《かわがり》の権を与えて、下士にはこれを許さず。しかのみなら....
知々夫紀行」より 著者:幸田露伴
、いとおかし。いわゆる御狗を出すところは此山のみならず、来し路の宝登神社、贄川の猪狩明神、薄村の両神神社なども皆人の乞うに任せて与うという。秩父は山重なり谷深け....