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猫に鰹節
「猫に鰹節〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
猫に鰹節の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「真景累ヶ淵」より 著者:三遊亭円朝
お園も変人ですから、変人同士で大丈夫何事もありはしません」
惣「それはいかん、
猫に鰹節で、何事がなくっても、店の者や出入《でいり》の者がおかしく噂でも立てると....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
と、それが心配だ」 「預かり物を食う奴があるものか」 「どうだかわかりゃしない、
猫に鰹節《かつぶし》を預けたようなものだから」 「第一、おれに食われるような娘じ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
あるが、環境というものが、そうまでは進ましめないでいる鼻先へ、七兵衛という奴が、
猫に鰹節を見せびらかすような、キザな真似《まね》をして見せたけれども、結局、かな....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ればならぬ。その物好きは、お絹という女です。 これは猫に小判ではない、たしかに
猫に鰹節ですが、この猫は牙を鳴らして、飛びかかりはしないが、猫撫で声をして、 「....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
をかいつかんで、己《おの》れが膝の上に掻《か》きのせたままで、 「近藤に虎徹は、
猫に鰹節《かつぶし》のようなものだ」 あんまり適切でもない苦しい譬喩《ひゆ》を....