猫目石[語句情報] » 猫目石

「猫目石〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

猫目石の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
暗黒公使」より 著者:夢野久作
でプンプンと匂っている。帯革は締めず。青い革のズボン吊り。本麻、赤縞ワイシャツに猫目石のカフスボタン。三つボタンは十八金。襟飾は最近流行し初めた緑色の派手なペル....
一九二五年より一九二七年一月まで」より 著者:宮本百合子
いだ家の裏側 ○まるで花のない部屋 老ミセス、バチェラー ○大きい猫目石のブローチ ○網レースに、赤くエナメルした小さい小鳥のブローチや花などを....
前記天満焼」より 著者:国枝史郎
毛が、体の肉を刺しました。菱形の窓から熟んだ月が、ショボショボ覗いて居りました。猫目石のような月の眼が、女の胸を探りました。とどうでしょうお月様の眼が、潰れてし....
」より 著者:夢野久作
しまう。 「新古御時計」と書いた看板の蔭に、怪しげな色の金銀細工、マガイ金剛石、猫目石、ルビー、サファイヤの類が、塵に蔽われたまま並んで光っている。その奥の暗が....
レモンの花の咲く丘へ」より 著者:国枝史郎
家でござりました。 使女B 白い駒に乗り、水浅黄の袍を着け、銅の楯と象牙の笛と、猫目石で象眼した一弦琴を持った二十五、六の音楽家は何んと美しい方ではござりませぬ....