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「猫間〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

猫間の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
青春の逆説」より 著者:織田作之助
し、広告掲載料ならば別の名簿へその旨書きいれる。単行本註文ならば、小包をつくり、猫間川の郵便局へ持参する。購読料が切れていると、あらかじめ印刷した催促のハガキを....
鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
浴湯詣で、奈良の晒布売り、河内の木綿屋、深江の菅笠売りの女などが、茶屋に休んで、猫間川の眺めに渋茶をすすっている。 そこへ来ると、宅助は、空いている床几を目が....
鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
? かれは天満の目明し万吉だ。 弦之丞とお綱とが、阿波へわたる船出の間際に、猫間川に兇刃をあびて、桃谷の家にむなしく怨みをのんでいた万吉。 その後――。 ....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
役場の人たちに礼をのべ、大寺村のわびしい灯影に別れて帰る。 振返ると、磐梯山と猫間ヶ嶽の山稜に、ほんのぽっちり、夕陽の色が、暮れ残っていた。当分、雨気はない。....