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献辞
「献辞〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
献辞の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「二つの庭」より 著者:宮本百合子
ての業績として出版されることになったのを、うれしく思うのであった。 「――ひとつ
献辞をかかなくちゃ、わるいかな」 「結構よ」 「外国の作家はよくやってるじゃない....
「道標」より 著者:宮本百合子
の語りてであるからこそだと思う。
ゴーリキイに、伸子は日本語で署名し、日本語で
献辞をかいて、一冊の自分の長篇小説をおくった。つたない作品であったにしろ、レーニ....
「明日の知性」より 著者:宮本百合子
「ポーランドに生れ、フランスに眠るわが母マリー・スマロドオスカ・キュリー」という
献辞のついたこの旅行記は、日本語に翻訳されている部分だけでも、ふかい感興をうごか....
「墓地展望亭」より 著者:久生十蘭
大きな石の階段の第一階に、純白な夏服を着て立っている。その下のほうに重厚な筆蹟で
献辞らしいものが二三行ばかり書きつけてあるのだが、竜太郎には一字も読むことが出来....
「ノンシャラン道中記」より 著者:久生十蘭
《となかい》の化物のように見える。これが砂地のまん中に立ち止まると、会長席の前で
献辞《ブリンデア》を述べる仕止師《マタドール》のように一声高く吼《ほ》え立てたが....