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獄門首
「獄門首〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
獄門首の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
と小塚《こづか》ッ原《ぱら》の二個所です。すなわち、首は罪人の首、いまわしきあの
獄門首に相違ないという判定が、たなごころをさすごとくたちどころにつきましたもので....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
だめし」と唱えて、あるいは百物語を催し、あるいは夜ふけに墓場へ踏み込み、あるいは
獄門首の晒《さら》されている場所をたずねる、などの冒険めいた事がしばしば行なわれ....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
町の長助という若い大工が例の景品をせしめる料簡で、勇気を振るって木戸をはいって、
獄門首のさらされている藪のきわや、骸骨の踊っている木の下や、三途の川や血の池や、....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
ね、どっちもギスギスした侍だろう」 とお品が今の鬱憤に、朋輩の共鳴を求めると、
獄門首のように櫺子へ顎を乗ッけた顔は、見当違いなほうへ眼をすえて、 「あら。品ち....