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獅子っ鼻
「獅子っ鼻〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
獅子っ鼻の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「煩悩秘文書」より 著者:林不忘
とあるのを、わいわい言って仰ぎ読んでいる群集の中で。 眉は歪み、眼はくぼみ、
獅子っ鼻に口は大きく額部が抜け上って乱杭歯《らんぐいば》、般若の面のような顔がひ....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
た喧嘩になってしまった。最初に啖呵を切り出したのは眉の濃い、眼玉のどんよりした、
獅子っ鼻の大男だった。彼は子供のころ、饅頭の売子をしていたため、「饅頭虎」と綽名....
「乳を刺す」より 著者:邦枝完二
たので、黒門町の伝七も、わが子のように可愛がって貰った縁があるところから、子分の
獅子っ鼻の竹造を連れて、一夜をここに明かしたのであったが、今も今、帰ろうと立ちか....