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獅子の
「獅子の〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
獅子のの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「国貞えがく」より 著者:泉鏡花
平吉に挨拶《あいさつ》もせぬ先に、 「さあ」と言って、本を出す。 織次は飛んで
獅子の座へ直《なお》った勢《いきおい》。上から新撰に飛付《とびつ》く、と突《つん....
「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」より 著者:内田魯庵
"Curse"せよ。新らしき思想の世界を拓かんとする羊の如く山の奥に逃げ込まずに
獅子の如く山の奥から飛出して咆哮せよ。 二十五ヵ年の歳月が文学をして職業として....
「天守物語」より 著者:泉鏡花
あれを、ちょっと。 桔梗 畏まりました。(立つ。) 朱の盤 (不意に)や、姥殿、
獅子のお頭に見惚れまい。尾籠千万。 舌長姥 (時に、うしろ向きに乗出して、獅子頭....
「七宝の柱」より 著者:泉鏡花
ある。 漆塗、金の八角の台座には、本尊、文珠師利、朱の獅子に騎しておわします。
獅子の眼は爛々として、赫と真赤な口を開けた、青い毛の部厚な横顔が視られるが、ずず....
「草迷宮」より 著者:泉鏡花
青の波を蹈んで、水天の間に糸のごとき大島山に飛ばんず姿。巨匠が鑿を施した、青銅の
獅子の俤あり。その美しき花の衣は、彼が威霊を称えたる牡丹花の飾に似て、根に寄る潮....
「灯明之巻」より 著者:泉鏡花
と、今でも身の毛が立つほどだ。ほてって、顔が二つになったほど幅ったく重い。やあ、
獅子のような面だ、鬼の面だ、と小児たちに囃されて、泣いたり怒ったり。それでも遊び....
「開扉一妖帖」より 著者:泉鏡花
った、滑稽の果は、縫ぐるみを崩すと、幇間同士が血のしたたるビフテキを捧げて出た、
獅子の口へ、身を牲にして奉った、という生命を賭した、奉仕である。 (――同町内と....
「歯車」より 著者:芥川竜之介
になるばかりだった。僕はこの心もちを遁れる為に隣にいた客に話しかけた。彼は丁度|
獅子のように白い頬髯を伸ばした老人だった。のみならず僕も名を知っていた或名高い漢....
「白光」より 著者:井上紅梅
ひらひらと彼の部屋の中に閃いた。 「とうとうここにあった」 彼はそういいながら
獅子のように馳け出して部屋の中に飛び込んだ。飛び込んだ時にはもう白い光の影もなく....
「春昼後刻」より 著者:泉鏡花
にかかるよう、志して何処へ行く。早その太鼓を打留めて、急足に近づいた。いずれも子
獅子の角兵衛大小。小さい方は八ツばかり、上は十三―四と見えたが、すぐに久能谷の出....
「雪柳」より 著者:泉鏡花
した。傍に、家業がら余程奇を好んだと見えて、棕櫚の樹が鉢に突立ててある、その葉が
獅子の頭毛のように見えて、私は、もう一度ぐらぐらと目が眩んだ、横雲黒く、有明に…....
「妖怪学」より 著者:井上円了
犬あるいは吠えかかる犬を退くる法 その犬に向かい、「我は虎いかになくとも犬は犬
獅子のはがみをおそれざらめや」とよみ、右の手の親指より、戌、亥、子、丑、寅と指を....
「妖怪学一斑」より 著者:井上円了
ると、犬が吠えるのをやめる。その唱え言に曰く、「われは虎、いかに鳴くとも犬は犬、
獅子のはかみを恐れさらめや」(笑) また、犬が吠えつくときに、犬伏せと申して、....
「古い記憶を辿って」より 著者:上村松園
でした。この作品が出品された年は、ちょうど栖鳳先生が、西洋から帰られた年でして、
獅子の図が出品されました。その時分に屏風などが出ていましたが、しかしまたとても今....
「西航日録」より 著者:井上円了
難き今日の遊かな」などとよめり。かくして一、二時間を経る間に、白雲四方に起こり、
獅子のごとき形と勢いとをもって奮進し、ヒマラヤ連峰はもちろんタイガーヒルまでも、....