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玄武岩
「玄武岩〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
玄武岩の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
様式の矛盾が、恐らく法水の興味を惹いたことと思われた。しかし、それ以外の部分は、
玄武岩の切石積で、窓は高さ十尺もあろうという二段|鎧扉になっていた。玄関は礼拝堂....
「静岡地震被害見学記」より 著者:寺田寅彦
、居合わせた土地のおじさんが「これは伊豆の六方石ですよ」と教えてくれた。なるほど
玄武岩の天然の六方柱をつかったものである。天然の作ったものの強い一例かもしれない....
「環礁」より 著者:中島敦
っそう》たる熱帯樹に蔽《おお》われ苔《こけ》に埋もれてはいるが、素晴らしく大きな
玄武岩の構築物だ。 入口をはいってからがなかなか広い。苔で滑りやすい石畳路が紆....
「皇海山紀行」より 著者:木暮理太郎
めた。割合に歩きよい沢だ、十分も進むと河床は、縦横に裂目が入って柱状を呈している
玄武岩らしき一枚岩となって、その上を水が瀉下するさまがやや奇観であった。十時五十....