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率土
「率土〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
率土の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「運命」より 著者:幸田露伴
しかりき。 天地 忽ち 大変して、 神龍 氷湫より起る。 万方 共に忻び躍りて、
率土 元后を戴く。 吾を召して 南京に来らしめ、 爵賞加恩 厚し。 常時 天眷を....
「薬草取」より 著者:泉鏡花
一 日光掩蔽 地上清涼 靉靆垂布 如可承攬 其雨普等 四方倶下 流樹無量
率土充洽 山川険谷 幽邃所生 卉木薬艸 大小諸樹 「もし憚ながらお布施申し....
「東洋文化史における仏教の地位」より 著者:高楠順次郎
である、大乗に適応した国は日本であるというのであるが、聖徳太子が適応するように、
率土の浜王土に非ざるなしという憲法を書き出されて、日本の組織と仏教の組織とを合一....
「西航日録」より 著者:井上円了
ために、即座に新体詩にあらずして、自己流の俗体詩をつづる。 普天の下は王土なり、
率土の浜は王臣なり、日本狭しとなげくなよ、異国遠しと思ふなよ、光りかがやく天ツ日....
「三国志」より 著者:吉川英治
ざいませんか」 「でも、ひとたび臣下の群れに落ちた※郡の一村夫である。普天の下、
率土の浜。まだ一つの王徳も施さないうちに、たとえ後漢の朝は亡んだにせよ、予がその....