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玉人
「玉人〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
玉人の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「奇遇」より 著者:芥川竜之介
れより君に聞いて貰いたいのは、そう云う月明りの部屋の中に、たった一人坐っていた、
玉人《ぎょくじん》のような女の事だ。僕はその女を見た時ほど、女の美しさを感じた事....
「吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
でも出来る。ビードロやの主人にでも出来る。ああ云う事をする者を漢土《かんど》では
玉人《きゅうじん》と称したもので至って身分の軽いものだ」と云いながら主人の方を向....
「俳人蕪村」より 著者:正岡子規
《そむ》るや春の風 春水や四条五条の橋の下 梅散るや螺鈿《らでん》こぼるゝ卓の上
玉人《ぎょくじん》の座右に開く椿《つばき》かな 梨《なし》の花月に書《ふみ》読む....