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玉島
「玉島〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
玉島の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「古事記」より 著者:太安万侶
でになつた石は筑紫の國のイトの村にあります。 また筑紫の松浦縣《まつらがた》の
玉島の里においでになつて、その河の邊《ほとり》で食物をおあがりになつた時に、四月....
「罠に掛った人」より 著者:甲賀三郎
たが、それはいつとはなしに、狐のように尖った顔をした残忍そのもののような高利貸の
玉島の、古鞄を小脇に掻い込んで、テクテク歩いている姿に変った。友木の眼には涙がに....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
飛び去るわけにも行くまい、というのである。「やさし」は、恥かしいということで、「
玉島のこの川上に家はあれど君を恥しみ顕さずありき」(巻五・八五四)にその例がある....
「古事記物語」より 著者:鈴木三重吉
でもわかると言って、みんな畏れ入りました。 また、皇后はご出征のまえに、肥前の
玉島というところにおいでになって、そこの川のほとりでお食事をなさったことがありま....
「高知がえり」より 著者:寺田寅彦
て白く見える。どうやら夏のようにも思われる。貴船社の前を通った時は胸が痛かった。
玉島のあたりははらかた釣りが夥しいが、女子供が大半を占めている。種崎の渡しの方に....
「昭和遊撃隊」より 著者:平田晋策
関さんは、島へ上って、土人の隊長たちを集め、そこではじめて、○国艦隊の根拠地、紅
玉島《ルビーとう》攻撃の作戦を打ちあけたのである。 「今、日本は○国に攻められて....
「右門捕物帖 三十番手柄 帯解け仏法」より 著者:山中貞雄
おふみ 山路ふみ子 兄伊吉 市川寿三郎 生島屋太郎左衛門
玉島愛造 敬四郎女房 お兼 別府花子 生島屋の娘 お類 泉 清子 敬四郎....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
中してきたが、はや備中は目の前に来ている。備中福山ノ城もあぶないといわれ、笠岡、
玉島の辺にはすでに敵、新田方の先駆が、見えつつあるとの情報もある。――で、どうし....