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玉帯
「玉帯〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
玉帯の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「申陽洞記」より 著者:田中貢太郎
ろしてのぞいた。紅燈の燈はとろとろと燃えていた。三山の冠を被り、淡黄袍を著けて、
玉帯をした者が神座へ坐って、神案に拠りかかり、その従者であろう十人あまりの者が、....
「続黄梁」より 著者:田中貢太郎
、曾に三|品以下の官は、意のままに任免することをお許しになり、宰相の着ける蟒衣と
玉帯に添えて名馬をくだされた。曾はそこで蟒衣を被、
玉帯を着け、お辞儀をして天子の....
「三国志」より 著者:吉川英治
秘中の秘を要する。 ――が、深く思いこまれた帝は自ら御指をくいやぶって、白絖の
玉帯へ、血しおを以て詔詞を書かれ、伏皇后にお命じあって、それに紫錦の裏をかさね、....
「三国志」より 著者:吉川英治
好むという。 この日、曹操は、七宝の金冠をいただき、緑錦の袍を着、黄金の太刀を
玉帯に佩いて、足には、一歩一歩|燦爛と光を放つ珠履をはいていた。 「規模の壮大、....
「三国志」より 著者:吉川英治
意味をなしますまい」 「然らば、もし貴説があたったときには、予は魏帝から拝領した
玉帯一条と名馬一頭をご辺に贈ろう」 「ありがとうございます」 「まだ、お礼は早い....
「三国志」より 著者:吉川英治
人、顧ミテ盗ニ曰ク。汝等、能ク飲ムカト。 而シテ、各※ニ美酒一杯ヲ飲マセ、マタ
玉帯数条ヲ出シテ頒ケ与ウ。 盗、畏震シテ、速ヤカニ坑ヲ出デ、相顧ミテ、モノヲ云....