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玉松
「玉松〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
玉松の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「河口湖」より 著者:伊藤左千夫
雲の一端に紅をそそいだようである。 松はとうていこの世のものではない。万葉集に
玉松という形容語があるが、真に
玉松である。幹の赤い色は、てらてら光るのである。ひ....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
創業にまで帰って行くことでなくちゃならない――ああいうことを唱え出したのも、あの
玉松あたりさ。復古はお互いの信条だからね。しかし君、復古が復古であるというのは、....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
と、三位は座右から、あらかじめ備えられた一つの彩色図を出して、大久保に示し、 「
玉松《たままつ》が作ってくれたこれが図面じゃ、よく引合わせ御覧になるがよろしい、....