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玉箒
「玉箒〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
玉箒の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
一杯飲むごとに、胸が重くなる」 「冗談じゃない、酒は憂鬱《うれい》を掃《はら》う
玉箒《たまははき》というんだぜ、酒を飲んで胸を重くするくらいなら、重湯を食べて寝....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
軽いのは時代と相関のものであろう。 ○ 初春の初子の今日の
玉箒手に取るからにゆらぐ玉の緒 〔巻二十・四四九三〕 大伴家持 天平宝字二年春....
「煩悶」より 著者:正岡子規
何でも家がぐらぐらして地面が波打って居やがらア。ゲー酒は百薬の長、憂《うれい》の
玉箒《たまぼうき》、ナンテ来らア。これでも妻君が内に待ってるだろうッちゅうので折....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
もので、江戸時代になってもながく尊まれ、本居宣長などもなかなか感心して『草庵集|
玉箒』という註釈(『本居宣長全集』第十三巻所収)を作ったりしたために、師の賀茂真....