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玉薬
「玉薬〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
玉薬の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「姉川合戦」より 著者:菊池寛
ている士が三千余人は居る。長政と共に退却した者も三千余人は候うべし。其の上兵糧、
玉薬は、年来貯えて乏しからず、半年や一年は持ちこらえ申すべし」と答えた。 この....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
又の方へ持って行かれました。 工事の頭取には武田斐三郎、それを助けるのは御鉄砲
玉薬下奉行《おてっぽうたまぐすりしたぶぎょう》の小林祐三、ほかに俗事役が三人と、....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
限り、西は箱根山の尾先へ続き、その広大なることは日本無双、城中には矢種《やだね》
玉薬《たまぐすり》は山の如く貯え、武具、馬具、金銀財宝まで蔵に満ち、籠《こも》る....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
り付けられている松の木から、二、三間ばかり離れた所に、旅川周馬が身を折り敷いて、
玉薬をこめ火縄を吹き、あなたにある弦之丞の姿を狙って、あわや短銃の引金を引こうと....