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玉転がし
「玉転がし〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
玉転がしの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
じめ洩れなく揃えられている。 「君、|一丁賭くか」そんな声が、はやとっ突きの|
玉転がし場からも響いてくる。婦人の、キラキラかがやくまっ白な胸、脂粉、歌声、ルー....
「新版 放浪記」より 著者:林芙美子
車が走ってゆく。玄米パンのほやほや売りだ。私が股を拡げているのも気がつかないで、
玉転がしのように往かんを走って行ってしまった。草が濡れてゆく。
また、背中を汽....
「日本脱出記」より 著者:大杉栄
軒なみに汚ないレストランとキャフェとホテルとがあって、人道には小舎がけの見世物と
玉転がしや鉄砲やの屋台店が立ちならんでいる。そしてそれが五町も六町も七町も八町も....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
っていた。 「あ、天堂様でございましたか、ひどい目に会わせますな、あぶなく谷間へ
玉転がし、命を棒にふるところでした。だが……ああ、いい所で会ったもンだ」 胸板....