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王仁
「王仁〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
王仁の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
、殆んど趣味や教養の問題としてではなくて、大本教の僣上沙汰にあるのである。つまり
王仁三郎や大本教そのものの社会的比重に就いての測定にインチキがあるのである。処が....
「スランプ」より 著者:夢野久作
句と川柳と短歌の出来ること出来ること。むろん碌なものは出来ませぬ。短歌は大本教の
王仁三郎程度、俳句も川柳も月並以下の笊で掬える程度のシロモノばかりですが、それで....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
部には日本刀が出品されるようになるし(これは某代議士の建議案に基くものだ)、出口
王仁三郎氏は皇道にのっとり皇国の大使命を達成する、と称して、「昭和神聖会」を結成....
「日本文化私観」より 著者:坂口安吾
車に揺られて来たのだから、豈目的を達せずんばあるべからずと、鉄条網を乗り越えて、
王仁三郎の夢の跡へ踏みこんだ。頂上に立つと、亀岡の町と、丹波の山々にかこまれた小....
「生活と一枚の宗教」より 著者:倉田百三
問題をもっているのでありますが禅でできますかというとできるという。他の人に、出口
王仁三郎さんという人にも聞きましたが、誰としてはっきりといってくれた人がなかった....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
道家、加治木玄白斎《かじきげんぱくさい》で、供は、その高弟の和田仁十郎だ。博士|
王仁《わに》がもたらした「軍勝図」が大江家から、源家へ伝えられたが、それを秘伝し....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
の人間と遺物があって、それを証明するに足る記録があるのだから。 それにしても、
王仁が論語をもたらし文字を伝えたというのが伝説であるにしても、また、ヒノクマその....
「終戦前後」より 著者:織田作之助
言狂乃至予言魔といえば、そうざらにいるわけではない。まず日本でいえば大本教の出口
王仁三郎などは、少数の予言狂、予言魔のうちの一人であろう。 まことにこの出口王....
「日本上古の硬外交」より 著者:国枝史郎
兄媛、弟媛、呉織、服織の四人の織女を日本へ送り、機織の業を伝えたことや、阿直岐、
王仁の二学者を日本へ渡来せしめ、論語、千字文等を伝え、文字と儒教とを我国へ移植し....
「特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ」より 著者:喜田貞吉
を殺して、多数のものを幸福ならしめる。この意味から欺討は行われたので、まことに先
王仁慈の御心に富ませ給う御行為として、貴いことだと存じます。そしてそういう事件が....