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王手飛車
「王手飛車〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
王手飛車の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「陣中日誌(遺稿)」より 著者:山中貞雄
から、マが持てん そこで連日演習である、専ら童心にかえッて戦争ごッこをやッている
王手飛車があろうと桂馬のフンドシがあろうと端歩は動かんモノである。 ―....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
っしょに参れ」 言いおくと、右門はひょうたんから飛び出した駒《こま》が案外にも
王手飛車取りに使えることになりましたものでしたから、万事は明日を期して、まず八丁....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
町ずつ捜したって八日かかるんですよ。え? ちょっと。何かいい手はねえんですかね。
王手飛車取りってえいうようなやつがね」 「…………」 「あっしが下手人でござんす....
「旅愁」より 著者:横光利一
知らんのだ。いざというときに、王さまを降参させるのはあ奴だからな。僕は今夜は君に
王手飛車をかけてみたのだが、どっちをくれる。さア、返答せい。」
なごやかに笑い....
「空襲警報」より 著者:海野十三
つかれ胆をつぶした。膝の上にのっていた将棋盤も、ポーンと宙にはねあがった。いまや
王手飛車とりの角を盤面に打ちこもうとしたエビス顔の辻村氏の頭の上に、将棋の駒がバ....