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王朝文学
「王朝文学〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
王朝文学の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「今日の文学の鳥瞰図」より 著者:宮本百合子
録のないことである。林房雄氏等は日本のロマンチストとして「抽象的な情熱」に従って
王朝文学を読むと言っているのであるが、王朝の文学に当時の民衆は何と描かれているで....
「今日の文学の展望」より 著者:宮本百合子
たのである。 これ等の人間的感性と文学の頽廃に安ぜず、同時に、還り得べからざる
王朝文学の几帳のかげをも求めない作家たち、深田久彌、山本有三、芹沢光治良等の諸氏....
「若い世代のための日本古典研究」より 著者:宮本百合子
めには実に親切に整理されている本だと思う。この一冊の本を精読すれば、私たちは他の
王朝文学の全般をよむ場合に先ず知っていなければならない当時の社会事情、衣食住、女....
「若い婦人のための書棚」より 著者:宮本百合子
いるのではなかろうかと思われる。 日本文学が、万葉集時代、源氏、枕草子その他の
王朝文学から「和泉式部日記」「更級日記」「十六夜日記」の母としての女性、徳川時代....
「昔の思い出」より 著者:宮本百合子
はこうである。私が源氏物語を読んだのは、与謝野さんの訳でではあったが、あの絢爛な
王朝文学の、一種違った世界の物語りや、優に艷めかしい插画などが、子供の頭に余程深....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
ってきた。そして定家がとりあげた古今調の、しかも貫之前の作家の声調ということは、
王朝文学の伝統を護る心にとって、極限の一線であったのである。そこに立って彼は「心....
「木綿以前の事」より 著者:柳田国男
もまただいぶちがっている。彼らの読書の種類は『源氏』とか『古今集』とかいう一部の
王朝文学に偏し、それに禅門の法語類の知識が加わっていた。旅行は近世人もよくしてい....